研究者詳細情報
研究者 | 矢倉 隆之 ![]() |
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大学 | 富山大学 薬学部 薬学科 |
研究室名 | 大学院医学薬学研究部 |
専門分野 | 有機合成化学生体分子有機化学 |
研究テーマ | ・環境調和型有機合成反応の開発研究 ・生物活性天然物の全合成研究 ・生理活性化合物の医薬化学的研究 |
検索キーワード |
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特許 |
出願番号:2014-188377 / 特開番号:2015-186792 / 登録番号:6434261 ヨードベンズアミド型アルコール酸化触媒【課題】環境調和性に優れたアルコール類の酸化反応を達成するためのヨウ素触媒を提供する。 【解決手段】2-ヨード安息香酸アミド型触媒と共酸化剤で、アルコール類の酸化反応を行うことで、対応するカルボン酸類やケトン類を低温で、効率よく製造することができる。 出願番号:2014-061025 / 特開番号:2015-171700 / 登録番号:6218140 磁性鉄粒子担持ヨウ素触媒【課題】環境調和性に優れたアルコール類の酸化反応を達成するための磁性鉄ナノ粒子ヨウ素触媒を提供する。 【解決手段】ヨウ素触媒を磁性鉄ナノ粒子に担持させることにより、アルコール類あるいはフェノール類の酸化反応を行うことで、高収率で対応するオキソ体を製造することができると共に、反応終了後の触媒の分離および回収を容易に行うことができる。 出願番号:2016-557797 / 特開番号:再表2016/072452 / 登録番号: スルホニルを有するフィトスフィンゴシン誘導体【課題】皮膚のバリア機能が低下する原因の一つである皮膚表層のスフィンゴ脂質セラミドの量低下をもたらす 【解決手段】スルホニルを有するフィトスフィンゴシン誘導体は、スフィンゴミエリンの脱アシル化を起こすことが知られている酵素(SCDase)に対して阻害作用を有すし、スフィンゴミエリンデアシラーゼの阻害活性を発揮することが推測され、アトピー性皮膚炎の治療剤として有用である。 |
論文 |
(1)An efficient catalytic oxidation of p-alkoxypenols to p-quinones using tetrabutylammonium bromide and Oxone®. Yakura T., Ozono A., and Morimoto K.Chem. Pharm. Bull. 59 132 - 134 2011年01月 (2)Hypervalent iodine oxidation of phenol derivatives using a catalytic amount of 4-iodophenoxyacetic acid and Oxone® as a co-oxidant. Yakura T., Omoto M., Yamauchi Y., Tian Y., Ozono A.Tetrahedron 66 5833 - 5840 2010年07月 (3)Application of stereocontrolled aldol coupling to synthesis of segments of immunosuppressants FK-506 and rapamycin White J. D., Deerberg J., Toske S. G., and Yakura T.Tetrahedron 65 6635 - 6641 2009年08月 (4)Efficient synthesis of p-quinols using catalytic hypervalent iodine oxidation of 4-arylphenols with 4-iodophenoxyacetic acid and oxone Yakura T. and Omoto M.Chem. Pharm. Bull. 57 643 - 645 2009年06月 (5)Catalytic hypervalent iodine oxidation using 4-phenoxyacetic acid and Oxone: Oxidation of p-alkoxyphenols to p-benzoquinones Yakura T., Tian Y., Yamauchi Y., Omoto M., and Konishi T.Chem. Pharm. Bull. 2009年03月 |
科研費 |
(1)環境調和型金属カルベノイド反応の開発:触媒創製,不斉反応開発,天然物合成への応用 基盤研究© 2016-04-01 ~ 2019-03-31(2)次世代型多機能ハイブリッド有機触媒の創製と反応 新学術領域研究(研究領域提案型) 2012-04-01 ~ 2014-03-31一つの分子に複数の異なった触媒機能を持たせたハイブリッド型触媒の創製ならびに,それらを用いる新規反応の開発を目標とし,以下の1)~3)の成果を得た。 (3)超原子価ヨウ素酸化を基盤とする多機能ハイブリッド型有機触媒の創製と利用 基盤研究(C) 0000-00-00 ~ 0000-00-002, 2, 6, 6-tetramethyl-1-piperidinyloxyl(TEMPO)とヨードベンゼンを両者が空間的に近くなるようにフタル酸を用いて連結してハイブリッド型触媒を合成した。そして,共酸化剤として安価で大量に入手可能で,環境への負荷の小さい過酢酸を用いてアルコール類の酸化反応を検討した。その結果, TEMPOとヨードベンゼンをそれぞれ触媒として用いる場合より,反応の加速が見られ,第1級アルコール類を高収率でカルボン酸類へと酸化することが分かった。このようなハイブリッド型有機触媒の例はこれまでほとんどなく,本手法は今後の多機能有機触媒創製に広く展開されると期待される。 (4)光グラフト重合法をもちいる次世代型高分子固定化触媒の簡便創製 萌芽研究 0000-00-00 ~ 0000-00-00光グラフト重合法を用いてシート状のポリプロピレンの表面にアクリル酸を重合させ,カルボキシル基を持つ高分子シートを作成した。高分子シート上のカルボキシル基にニトロキシラジカル酸化剤である4-ヒドロキシTEMPOを縮合させ,高分子固定化触媒を創製した。それを用い塩化メチレン中ヨードベンゼンジアセタート存在下でp-ニトロベンジルアルコールと一晩反応させると,対応するアルデヒドが定量的に得られた。高分子シート固定化触媒をピンセットで取り出し,水およびメタノール,アセトンで表面を洗浄し,減圧乾燥させたところ,その重量にほとんど変化がなかった。このものを再び同じ条件下でp-ニトロベンジルアルコールの酸化に用いた。同じ反応を8回繰り返したが,1回目とほぼ同様の結果が得られた。この間,固定化触媒の重量等の変化は見られなかった。 |