しらさぎプロジェクト大学開放特許データベース(単願&発明者検索)

研究者詳細情報
研究者 寺野 稔
大学 JAIST 学長
研究室名
専門分野 高分子化学,触媒化学
研究テーマ オレフィン重合における重合初期の反応機構の解明
オレフィン重合において決定的な重要性を持つにもかかわらず、十分解明されているとはいえない初期段階の反応機構についてStopped Flow法を用いた速度論的なアプローチや生成ポリマーのミクロ構造の解析を中心として検討を加える。
新しい機能を有するポリマー担持触媒の開発
ジエンを導入したポリオレフィンにTi系の活性種を結合させることによりエチレンの重合に対して極めて特徴的な挙動を示す触媒の開発に成功した。この触媒の活性発現機構に関する検討を行うとともに、より優れた特性を持つ触媒の開発を目指す。
ポリオレフィンを用いた新規血液適合性材料の開発
従来、特殊なコポリマーでしか達成されていなかったようなレベルの血液適合性を持つ材料を、汎用樹脂であるポリオレフィンの表面組成および表面構造を制御することにより調製する。
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高分子化学,触媒化学
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特許

出願番号:特願2014-265887 / 特開番号:特開2016-124942 / 登録番号:特許第6432082号

機能に優れたポリオレフィンの製造方法

【課題】ポリオレフィンへの無機フィラーの良好分散を達成する。

【解決手段】無機フィラーの前駆体としての金属アルコキシドの溶液をポリオレフィンに含浸させた後に、金属アルコキシドを金属酸化物や金属水酸化物などの無機フィラーに変換する。


出願番号:2014-217514 / 特開番号:2016-84409 / 登録番号:特許第6490391号

水酸化マグネシウムとポリオレフィンとを含むナノ複合体およびその製造方法

【課題】ポリオレフィンの物性低下をもたらすことのない金属水酸化物含有ポリオレフィン組成物の提供。

【解決手段】ポリオレフィンと金属水酸化物とを含み、ポリオレフィンと金属水酸化物との分散性向上剤を含まず、金属水酸化物が、最大径が500nm以下のナノサイズの粒子としてポリオレフィン中に均一に分散しており、以下の製造方法で得られるナノ複合体。(工程1)ポリオレフィン粉末に金属アルコキシド溶液を含浸させる、含浸工程。(工程2)工程1の後に、ポリオレフィン粉末に含まれる溶媒を除去する、乾燥工程。(工程3)工程2の後に、ポリオレフィン粉末に含まれる金属アルコキシドに水分を供給して金属アルコキシドを水和させる、水和工程。(工程4)工程3を経たポリオレフィン粉末を溶融する、加熱工程。


出願番号:特願2007-550261 / 特開番号: / 登録番号: 特許第5145564号

自己修復材料

【課題】1)製造プロセスがコストパフォーマンスに優れ技術的に簡便で、2)適用対象が本質的に高分子化合物の種類によって制約されず、3)自己修復作用が材料の同一部分においても繰り返し起こり、4)自己修復作用が自律的にかつ形状崩壊等を伴わずに発現する、等の利点を持つ自己修復材料の提供が望まれていた。

【解決手段】分子架橋構造に対して多数のダングリング鎖が結合した高分子架橋体であって、高分子架橋構造に対するダングリング鎖の結合量と、高分子架橋構造の架橋点間分子量とが一定の特異的領域内に調整されることにより、高分子架橋構造による材料形状の保持作用とダングリング鎖による自己修復作用とが両立する臨界近傍ゲルの特性を示す、自己修復材料である。


出願番号:特願2017-105745 / 特開番号:特開2018-199794 / 登録番号:特許第6829884号

シクロブタンジカルボン酸エステル類を電子供与体とするチーグラーナッタ触媒

【課題】新規なノンフタレート系内部ドナーを用いたチーグラーナッタ触媒の提供。

【解決手段】(A)マグネシウム化合物、チタン化合物及び電子供与体としてのシクロブタンジカルボン酸エステル類を接触させて得られる、オレフィン類重合用触媒の固体触媒成分。上記(A)固体触媒成分、(B)有機アルミニウム化合物、および(C)外部電子供与体を含有する、オレフィン類重合用触媒。


論文
科研費