研究者詳細情報
研究者 | 須加 実 ![]() |
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大学 | 富山大学 工学部生命工学 |
研究室名 | 生命電子電気工学 |
専門分野 | 電子デバイス 電子機器 反応・分離工学 電力工学 電気機器工学 |
研究テーマ | 高電圧パルスによる細胞膜の可逆的破壊を利用した 遺伝子導入や細胞内物質の放出 |
検索キーワード |
バイオテクノロジー / バイオ関連機器 / 蛋白質放出 / ナノバイオ / 酵母菌 / 電気効果 / 高電圧パルス / 生物プロセス / 細胞破砕 / コンピテント細胞 / 配向 / 細胞活性測定 / エレクトロポレーション / バイオグリーンテクノロジー / 形質転換 / 電気泳動 / 凍結保存 / 生死判定 / 交流動電現象 / 遺伝子導入
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PR URL | |
PRタイトル名 | 電界配向を用いた微生物細胞のリアルタイム細胞活性測定法の開発 |
PR詳細文 (図) |
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特許 |
出願番号:2014-028602 / 特開番号:2015-149960 / 登録番号:6353239 非球体細胞の高精度生死活性判定方法及び判定装置【課題】細胞を損傷することなく、単一細胞の生死を複数同時に生死判定する非球体細胞の生死活性判定方法及び装置。 【解決手段】底面と上面とが対向する透明電極21a、bで構成されたセル2であって、少なくとも底面の液体接触面が、透明な絶縁性薄膜20で被覆されているセル中に非球体細胞懸濁液22を封入する工程と、周波数を印加しない状態の光透過率T0を測定する工程と、前記一対の透明電極に、全細胞23、24を直立させる周波数を印加し、光透過率T1を測定する工程と、前記一対の透明電極に、死細胞23を選択的に転倒させる周波数を印加し、光透過率T2を測定する工程と、前記光透過率の値から、生細胞の直立割合を算出する工程とを順に含む、非球体細胞の生死活性判定方法、並びにこれを実施するための生死活性判定装置1。 出願番号:2011-281386 / 特開番号:2012-143231 / 登録番号:5939562 非球体細胞の生死活性判定方法及び判定装置【課題】細胞を損傷することなく、単一細胞の生死を複数同時に生死判定する方法及び装置。 【解決手段】底面と上面とが対向する透明電極で構成されたセル中の非球体細胞懸濁液に、初期周波数を印加する工程と、周波数を、判定周波数まで上昇させる工程と、前記判定周波数における非球体細胞の生死を判定する工程とを含む非球体細胞の生死活性判定方法、及びこれに用いる非球体細胞の生死活性判定装置1であって、セル2と、交流発振器3と、観察装置4と、画像表示装置5と、画像処理装置6とを備える装置を提供する。 出願番号:2019-034487 / 特開番号:2019-150016 / 登録番号: 細胞の分離回収装置及び方法【課題】死細胞または生細胞を選択的に、高精度で分離する、細胞の分離回収装置及び方法を提供する。 【解決手段】底面と上面とが対向する電極で構成され、少なくとも一方の前記電極と離間して、前記電極間 |
論文 |
(1)Gene transfer and protein release of fission yeast by application of a high voltage electric pulse. M. Suga, T. HatakeyamaAnal Bioanal Chem 394 13 - 16 2009年05月 |
科研費 |
(1)交流電界印加による微細電極上の細胞配向を用いた高精度細胞活性測定システムの開発 基盤研究(C) 2010-04-01 ~ 2013-03-31運本課題は細胞への電気効果を利用した細胞活性測定システムで,従来のセンサでは達成できない非侵襲で個々の細胞の生死状態を迅速に測定するシステムを開発した.昨年度は交流電界印加により細胞を配向させる透明電極の試作によって測定原理及び電極構造や測定条件などを検討し,顕微鏡下で細胞の向きを判別することで細胞の生死判定を可能にした.今年度は従来法である蛍光染色法との比較,分光器による透過率測定による電界配向の検出,また他の微生物細胞での可能性の検証を行った. (2)細胞チップを用いた超高効率遺伝子導入が可能な高速スクリーニングシステムの開発 若手研究(B) 0000-00-00 ~ 0000-00-00本研究は,酵母細胞を固定化した細胞チップを用いて,超高効率に遺伝子を導入し,短時間で導入した細胞をスクリーニングするシステムを新規に開発することが目的である.まず装置の設計製作において,既に代表者が遺伝子導入に使用している自製のコンデンサの充放電による直流高電圧パルス発生装置を改良し,極小電極間で適用可能な範囲のパルス条件(1〜5V,1〜10msec)を試行できる導入装置を設計製作した.また,遺伝子導入用細胞チップ用の電極は,細胞の固定化や観察も考慮して電極形状や材質などを検討し,具体的に顕微鏡下での観察も可能にするためスライドガラスに液晶などに用いられている酸化インジウムスズを蒸着した透明電極を作成した.特に遺伝子導入条件を検討するため,製作したパルス印加装置と上記の透明電極や従来のアルミニュウム製電極を用い,従来は電極間2mmで実施していたものを,酵母細胞直径レベルに近づけるため電極間100μmで電圧パルスの印加を行った.ここでは数種類の酵母菌の栄養要求性変異株とそれを相補する遺伝子を組み込んだプラスミドDNAを用いて,電圧パルス印加後の細胞懸濁液を寒天最少培地上に直接プレーティングしスクリーニングを行い,微小電極間での遺伝子導入に最適な放電パルス条件と生理的条件の知見を得た.同様に乳酸菌においても同様の実験を行った.また,このときの細胞を懸濁する溶液は非電解質の糖類を使用することで火花を防ぐと共に浸透圧など遺伝子導入効率に重要なファクターとなった. (3)電気効果を利用した菌体内有用物質の選択的放出分離回収システムの開発 若手研究(B) 0000-00-00 ~ 0000-00-00本研究は,電気効果を生物プロセスの技術に応用発展させ,効率的に菌体からバイオ有用物質を生産するシステムを開発することを目的とする. (4)電気効果を利用した酵母菌への遺伝子導入と蛋白質放出及びその凍結保存法の開発 奨励研究(A) 0000-00-00 ~ 0000-00-00本研究は,電気的効果として交流電界や直流高電界を用いて,具体的に生命研究に必須の遺伝子導入技術,細胞の凍結保存技術,有用蛋白質の放出技術に応用発展させることを目的とする. |