しらさぎプロジェクト大学開放特許データベース(単願&発明者検索)

特許詳細
出願番号 2002-021636
登録番号 4035562
国際特許分類 G01N 33/68, G01N 33/50, C12Q 1/02, G01N 33/15
発明名称 ガレクチン-3誘導能を利用した物質のスクリーニング方法、肝の状態の診断方法およびこれらの方法を利用したキット
出願人又は権利者 富山大学
研究者
研究分野 計測
用途 検査・診断
要約 課題
要約 解決手段 【解決手段】ヒトを除く哺乳動物、肝組織または肝培養細胞に被験物質を投与し、ガレクチン-3誘導能を測定することを特徴とする物質のスクリーニング方法、誘導されるガレクチン-3およびその関連物質の量を測定することを特徴とする肝の状態の判定方法並びにこれらの方法を利用したキット。
【効果】肝においてガレクチン-3の増加の検出は、肝細胞の薬物障害の状態、肝細胞の炎症の存在やその修復、修復時の生存およびその後の再生可能肝細胞の判定指標になる。この効果は薬物やアルコール性肝障害だけでなく、各種の感染性肝炎についても普遍的に当て嵌まる。さらに、一般的薬剤開発においては、被験化合物の肝細胞におけるガレクチン-3誘導能を測定することにより、容易に肝障害性の高い化合物をスクリーニングで除外することができる。また、ガレクチン-3遺伝子の転写は固有の転写因子タンパク質により促進される。従って、毒性が無く、ガレクチン-3遺伝子の転写因子タンパク質合成を肝で促進する物質を化学合成すれば、ウイルス性肝炎を含む各種肝障害の治療薬として使用できる。
問い合わせ先 富山大学
研究推進機構 学術研究・産学連携本部
076-445-6392
富山大学研究推進機構 学術研究・産学連携本部
更新日 2017/12/01